キッチンの扉の色を変えるのにダイノックシートか交換どちらがいい?

キッチンの扉が古くなってみすぼしくて
きれいにしたいと思う方も多いと思います。

できればキッチンを新しくできればいいですが、
かなりのお金がかかります。

また、中はあまり痛んでないので
全部変えるのはもったいないという方もいらっしゃると思います。

その場合に、もっと簡単にお金をかけずに
キッチンの扉の色を変えることができるといいですよね

キッチン業界で35年以上かかわってきた私が、
その経験をもとにその方法をお伝えいたします。

スポンサードリンク

キッチンの扉の色を変える方法にはどんな方法があるの?

では、キッチンの扉の色を変える方法としては
どんな方法があるのでしょうか?

それは、大きく分けて2つの方法があります。

一つは、今の扉を使って表面の仕上げを変える方法。
もう一つは、扉を新しいものに交換する方法です。

それぞれについては、これから説明いたしますが、
それ以外にキッチンの扉の色を変える場合の注意点があります。

以下その注意点についてまとめましたので、
参考にしていただければと思います。

①扉の開閉する金物(ヒンジ・蝶番などと言います)が古くて
開閉がスムースにできないことはないか?

・古い場合は、この際交換した方がいいです。
金物は日々進歩しています。
・扉に穴加工がしてあるなど、今の加工に合うものに交換する必要があります。
・ビスの穴が合わなくビス穴が目立つ場合がありますので、補修する必要があります。

②取手が古くなってる場合は交換した方がいいです。

・金物の取手が錆びていたり色が剥げていたりしてると、せっかく扉がきれいになっても
その仕上げのきれいさが半減してしまいますので交換をあすすめします。
・今の扉を使われる場合は、2つのビスの穴があいている場合は、
そのビス穴の間隔が同じものを選ぶ必要があります。
・最近は、金物の取手でなくても扉が一体で手がかかるようになっている手かけ式という方法の扉も
取手が出っ張らないで危なくないので多いです。

③もし、地震が起きた時に扉が開かない耐震金物がついていないようでしたら、この際付けた方がいいです。

・金物の名前は、耐震ラッチといいますが、地震で揺れている間はロックされ扉が開かないですが、
揺れがおさまると自動でロックが解除されて扉を開けることができます。
・最近は、引き出しが地震で出てこないようにする引出用の耐震ラッチもありますが、
こちらは、工場時ではいいですが取りついた状態ではむずかしいです。

④扉の色を変えるだけだとおかしい場合があります。

・扉の色を変えた場合に、おかしく目立つところがあります。それは、変えた色にもよりますが、
一番目立つのは、幕板と言われる吊戸棚と天井の間に入っている材料です。支輪(シリン)とも言います。
・次に下台と床の間にある幕板で、台輪とか巾木と言います。支輪も巾木も扉の色が今とあまり変わらなと
おかしくはないですが、木目のナチュラル色の扉に支輪や巾木がダーク色の木目だとおかしいです。

⑤キャビネットの小口の色を変えたい場合。

・キャビネットの小口とは、キッチンの箱の正面に見える板の厚さ部分の面です。
通常扉がおおいかぶるとあまり見えないですが、扉と扉のすき間(目地といいます)から見えます。
・これも、小口が白で扉が黒だと目立ちますよね。
・ただ、この小口の色を変えるのは結構手間なのでお金がかかります。小口用のテープが出ていますので
それを使って色を変える

⑥みきり材の色を変えたい場合

・みきり材とは、キッチンのキャビネットと壁との間などに入ってる2~3センチくらいの材料です。
間口調整材ともいいますが、キャビネットと壁とのすき間を埋める材料ですが、扉を変えた時にここの
色が目立つ場合があります。
・基本的には、交換をするのがベストですのですが、ビス固定であれば比較的簡単に外れますが、接着剤で
固定されていますと壁やキャビネットに損傷が出る場合がありますので注意が必要です。
・手軽なのは、現状のままでダイノックなどのシートを張る方法がありますが、はがれやすいので
あまりお勧めはできません。
・扉を新規に作る場合は、扉と同じ仕上げのものをその上に貼り付けることもできます。

⑦カウンターを交換したい場合

・キッチンのカウンターを交換するのはかなり大変な作業になりますが、できなくはないです。
・大変な一つは、水道の配管を設備屋さんに外してもらい、また復旧してもらうため2回来てもらう必要があります。
・一番やっかいなのは、カウンターがタイルなどの壁にのみ込んでいて、カウンターをとるときにタイルもはがれて
タイルを一部張替になることがあります。
・天然石の場合は、下のキャビネットに接着されている場合は、キャビネットが壊れる場合があります。
・シンクがカウンターに接着されている場合は、シンクも交換する必要があります。

以上、キッチンの扉の色を変える場合の注意点をまとめさせていただきました。
これらにつきましては、キッチン販売業者さんと相談して、
具体的に打ち合わせてやられるのがいいと思います。

キッチンの扉にダイノックシートを張るのはおすすめしません。

では、まずはじめに今のキッチンの扉をそのまま残して、
そのうえに処理をして色を変えることについてお伝えします。

キッチンの扉をそのまま使って色を変える方法で
考えられることを以下にまとめました。

①シートを張る方法

・今のキッチンの扉の上に住友3Mのダイノックシートなどのうすいシートを張る方法は、
一番ポピュラーだと思いますが私としてはおすすめしません。
・その理由は、所詮うすいシートですのでチョットとがったものがあたるとすぐに
破れたりはがれたりします。(昔地下鉄会社が切符のカウンターに採用してましたが、
アッというまに破れて交換してました。)
・専門業者でないと張れないです。仕上げはきれいですがけっこう金額は高いです。
・あまり使用頻度が高くないとか、扱いはていねいにできる自信のある方はおすすめです。
・前章でお伝えしました、幕板や巾木やみきりなども同じようにやってもらえるのでその点はいいです。

②塗装をする方法

スポンサードリンク

・これもポピュラーな方法ですが、今の扉の上から塗装をして色を変える方法です。
・ただし、塗装ができるものとできないものがあるので注意が必要です。
・この点は、詳しく説明しますとかなりの量になりますのでポイントだけお伝えしますと、
メラミン樹脂やシート張りの上には塗装できなく、ほとんど今塗装仕上げの場合は大丈夫ですが
濃い木目のものをうすい色にすることはできないです。また、木目を単色にすることもできます。
・専門業者に頼む場合は、工場へ持ち帰って塗装工場で行いますので、幕板や巾木も色を変えたい場合は
薄い板に塗装したものを張ったり、交換したります。
・ご自分で塗装したい場合は、ハケで塗装するようになりますが、かなりラフな感じに仕上げたい場合は
それでもかまいませんが、下地をしっかりとしないと密着が悪くて後でバリバリ剥がれれきます。

③メラミンを張る方法

・今の扉の上に昔にデコラと言った厚さ1ミリくらいのメラミン化粧板を張る方法もありますが、
工場では結構作業がめんどうなのであまり安くなく、新規で作ったのと価格面では変わらなくなります。
・今の扉の上に張るので扉の厚さが厚くなるのでいろいろな支障が出てくることもあります。また、結構
収縮がはげしいので長い扉では反りの心配もありますのでおすすめはしないです。

以上、今のキッチン扉を使用して色を変える方法をお伝えしましたが、
どの方法においてもあまりおすすめはできないですが、しいて言えば今ついていっる扉が塗装仕上げであれば
その上から塗装するのはあまり手間をかけずにできると思います。ただし、鏡面塗装は価格が高いので注意してください。

キッチンの扉を交換する素材は、木製や無垢でも大丈夫?

次に、扉を交換する場合について、
材質別に以下にまとめましたので参考にして下さい。

①メラミン化粧板の場合

・これは、昔にはデコラ板と言っていたものですが、単色や木目も印刷したプラスチックの板を
木材の板に貼り付けたものです。
・最近は木目の印刷の技術がすすんでかなり実物の木材に近いものもあり、価格も安いので一番の
おすすめな材料です。
・表面も固く、水にも強くキッチンに向いた材料です。
・最近は、指紋が付きづらいものも出てきて種類も豊富です。
・メーカーでヒンジの穴の加工もしてくてますので、器用なかたでは自分での交換も可能です。

②オレフィンシート・塩ビシートの場合

・オレフィン樹脂や塩化ビニール樹脂のシートを貼ったものですが、見た目メラミンと変わらなく見えます。
家具ならいいと思いますが、表面がメラミンほど固くないのでキッチンには耐久性に疑問があるので
私的にはおすすめしません。
・金額は、メラミンより安いので、もし業者の人がこちらの方が安いと言ってきても材質がメラミンか
オレフィンなのかちゃんと聞いてから選択された方がいいです。

③単色の塗装の場合

・これは、木目がない単色の塗装ですが、一般的には白系に塗装されることが多いです。
・下地は、木材を細かくして固めたMDFというものに塗装する場合が多いですが、塗装が
細い板厚分の面から裏まで一体で塗装でくるむので、メラミンより一体感があり
柔らかい感じが出ます。(メラミンの場合は、板厚部分に別のメラミンを張るので継ぎ目が
どうしても出てあまりきれいでないです。)
・塗装の場合は、長年つかってると角とからどうしてもはげてきます。

④木の突板を塗装する場合

・キッチンの扉を木製に変えることはもちろん可能ですが、
他の材料に比べて木製は手間がかかります。
・天然の木材を突き板と言って0.2ミリくらいのうすい紙のように木材をスライスして、
木材の下地の表面に貼り付けて塗装したものが多いと思います。
・まずは、木材の種類を選ぶ必要がありますが、グレードによって値段が違います。
一般にオークは安い方ですが、ウォールナットなどは高くなります。
・次に、扉の形状をどうするかという問題があります。基本は、ただのフラットの板の場合と、
框と言って枠と廻したもの、無垢材との混合など様々なデザインもできます。
・最後に塗装の色を決定する必要があります。フローリングやドアなどに合わせるのか?
どのような色にしたいのか指示して塗装のサンプルを作ってもらえると間違いがないです。

⑤木材の無垢材を塗装する場合

・木材をそのまま無垢材でキッチンの扉を作ることは同じく可能ですが、
こちらも手間がかかりますし、価格も高くなります。
・材料選び、塗装色の決定、デザインについては突板と同じです。
・無垢材と特徴として、狂いやすいのでちゃんと乾燥した材料を使い、
狂いやすい材料も避ける必要もあります。
・塗装に付いては、ウレタン塗装がメンテナンスの面では長持ちして
手入れの必要があまりないです。ただ、折角の無垢材の素材感を残したい場合は
オイル塗装がおすすめですが、こまめにお手入れをする必要があります。
・無垢材の良いところは、長年つかってくると味が出てくることですが、
何でもそうですが本物をこまめにお手入れしたものはいいです。

⑥ステンレスや石やガラスなどの場合

・金属や石やガラスでの扉の製作は可能ですが、こちらもかなり高額になる可能性もあり
十分に業者の方と打合せして製作する必要があります。

以上、扉の交換について材料別にお伝えしましたが、
この他の注意点をいかにまとめました。

・シンクのところの開かない扉がハズれない場合がありますので注意。
・引き出しの箱が扉を一体になっていて外れない場合はあります。
・包丁差しや内部パーツが扉に付く場合は、ビスが固定できるように下地が必要です。
・食洗機やフードなど扉が外せはするとは思いますが、
事前に外し方や材料の寸法の確認しておいたほうがいいです。
・扉を交換する場合は、取手もある程度自由になるので一緒に検討した方がいいです。
・引き出しを追加したり、開く方向をかえたり、今以上に良くなることを検討することもできます。

まとめ

以上、キッチンの扉の色を変える方法を
扉をそのまま使う方法と扉を変える方法に分けてお伝えしました。

私も年に何回か交換することもありますが、
ほんとうに見違えるよに生き返ります。

キャビネットがまだ大丈夫であれば、
是非安いコストで毎日使うキッチンのイメージチェンジして
快適に使って下さい!

◆◆ キッチン・インテリア関連記事はこちら ◆◆

⇒  キッチンの扉の選び方に迷っている方必見!面材と取っ手選びの注意点

⇒  キッチンのカウンターの選び方を教えます!天板の素材とおすすめは?

スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする