ドアから引き戸に変えることできる?その金額と交換はどこで頼むの?

私は、マンションリフォームなどの現場での仕事も多いですが、
最近、開きのドアを引き戸に変えたいと言われる方が多いです。

中古マンションを買われたなどで引っ越されるにあたり、
不便だったり危険だったりの理由によると思います。

では、実際に開きのドアから引き戸に変えることができるのか?
業者の立場から正直なところをお知らせしますので参考にしてみて下さい。

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ドアから引き戸に変えることは可能なの?

開きのドアから引き戸に変えることができるのか?
という事ですが、それは基本的に可能です。

と、言うか実際にそのような工事を
何件も実際にお請けしてやってきました。

ただ、可能ではありますが、それには様々な条件によって改造できますが、
はっきり言えばそれほど簡単ではありません。

もちろん、その諸条件によって改造する手間が変わりますので、
改造にかかる金額も変わってきます。

では、実際にどのようにして今の開きのドアを引き戸に変えるのか?
その方法を詳しくお伝えします。

ただ、これらは木製建具を前提としてお話していますので、
アルミや鉄などの木製以外を対象にしていませんのでご了承下さい。

まず、私達が最初に行うことは、
やはり現状どのようにドアがついているのか?

また、引き戸に変える場合に実際に現場が
付けることが可能なのか?を現場調査をします。

では、今ついているドアについて、
どのようなところを確認するのかお知らせします。

それは、以下の3つポイントになります。

・ドアについて

・ドアのまわりに付いている枠について

・ドアに付いている金物について

まず始めに、ドアについての確認事項は以下になります。

①ドアの寸法 (高さ・幅・厚さ)

②ドアの仕上げ (突板の塗装・無垢材・シート・メラミン・ポリなど)

③ドアの形状 (一番シンプルな板状・框・ガラス入り・目地入りなど)

④ドアと枠にすき間 (ドアの外周になる枠との四方のすき間寸法)

⑤ドアと枠とどのようについているか (一般的には、枠の内側についています)

⑥隣接するところに同じようなドアや引き戸がある場合は、それと合わせる可能性もあるので、確認する。

次に、ドアのまわりにある枠についての確認事項です。

①枠の寸法 (枠の断面寸法・内法の幅と高さ・壁から飛び出している寸法)

②枠ではないですが、建築の巾木寸法 (壁と床との間についている板の寸法です)

③枠の仕上げ (一般的には建具と同じだと思いますが、たまに違う場合があるので確認します)

④枠の形状と構造 (枠には、一体でできているものや分割してできているものがあるのでそれを見極めます。)

⑤枠の取り付け方法 (これも外部からではなかなか判断できないですが、ある程度推測します)

もうひとつ重要なのが、
ドアにどんな金物が付いているかということです。

特殊な場合もあると思いますが、
一般的には以下のようなことを調べます。

①レバーハンドルについて

・レバーハンドルのメーカーと品番を特定できるように、大体のレバーや座の寸法を測ります

・バックセットと言ってドアの端からレバーハンドルの中心までの距離を測ります(51,64㍉などめーかーのよって違います)

・フロントと言って、ドアの厚さ部分に爪みたいなものが出ている部分の長方形の座の外寸を測ります。また、そのプレートにメーカーの印字があるので確認します。

・カギなどの有無を調べます(何もない→空錠、内側からしめるつまみがある→サムターン、外にマイナスドライバーで開けられるものが付いている→間仕切り錠、間仕   切り錠で赤や青の表示がある→表示錠、カギをさしてかけられるようになっている→シリンダー錠)

・レバーハンドルの仕上げ(ピカピカのゴールド→ゴールド鏡面・ゴールド磨き、ピカピカのシルバー→クロームメッキ・クローム鏡面、シルバーつや消し→サテン仕上   げ、茶色の古びた感じ→古代色・仙徳など様々あります)

・レバーでなく、握り玉だったりサムラッチハンドハンドルといって押して空くようなものやハンドルだけの場合もあります。

②丁番(蝶番・ヒンジ)

・形状や寸法を測ります。(一般的な平丁番・旗丁番やフランス丁番から上下タイプのピボットヒンジ、締めたら金物が見えないカクシ丁番や床にバネが入って開いてか   ら自然に閉まるフロアーヒンジまで様々あります)

・メーカー名の印字を見てメーカー名を確認する

・ドアに対して欠込みをしないで直にビスで止まっているか?ドアや枠を丁番の大きさに欠き込んであるか確認します。

③戸当りなど

・開いたドアが壁に当たらないような金物が通常つきますが、どのようなものがついているか(床に付けるタイプ、床に付けてドアにフックなどで固定できるものなど)

・同じ用途でドアの上部に付いている場合(ただ開いて壁にあたらないようにするもの→レバーストッパー、開いてから自然をしまるもの→コンシールドなど)

・その他に金物がついていれば確認します。

以上かなり細かいですが、ドアの確認事項をお伝えしましたが、
ざっとでもこれくらい確認することがあります。

次に、ドアを引き戸にする場合に引き戸が付くのか?
ドアの付く側の枠の現場の状況を確認します。

その確認項目は以下になります。

①ドアの付く側の壁や天井そして床の寸法を測ります(壁の幅や天井高さ、梁など寸法を枠を基準に測ります)

②床、壁、天井の仕上げを調べます(クロス、石、タイル、木製、しっくい、塗装など)

③下地の確認(壁が木製、軽量鉄骨、コンクリなど)

④引き戸を付けるのに障害物がないか(コンセント、スイッチ、インターフォン、照明、スプリンクラーなど)

次に今確認した内容で、どのような形でドアから引き戸にできるのか、
具体的な検討に入っていきます。

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ただこれらは、方法別に金額も連動してお話した方が分かりやすいと思いますので、
事項で方法別にお話しますので参考にしてみて下さい。

ドアから引き戸に帰る場合の金額はどれくらいかかるの?

では、実際にドアから引き戸に変える場合に、
どのようにしたらできるのか?方法別にお話ししたいと思います。

その前にひとつ確認事項があり、
引き戸にする場合には主に2つの方法がありそのどちらにするかです。

それは、ハンガー戸といって上にレールを付けて滑車で引き戸を吊るタイプと
上下に溝がある敷居と鴨居の中を引き戸が走るタイプです。

ただ、私の経験ではほとんどがハンガータイプの引き戸を
ご希望されていて工事も簡単なので今回はハンガーで考えさせていただきます。

また、事前に調べた結果によって条件がかなり変わりますので、
今回はほとんどがそうであるように一般的な話しをします。

そこで、今回のドアから引き戸に変えるにあたっての問題点
まずはじめにお知らせします。

①ドアより引き戸を大きくする必要がある

・ドアは、外枠の中にありますが、引き戸は外枠と同じかそれより幅を広くしないとすき間ができてしまいます。

・幅を広げるには、今の引き戸につぎ足すのか、新規に作り直すのかで金額が変わります。

・高さについても、基本的には枠の上にある方がいいので高さも少し高くしたいところです。

②今のドアを使う場合には、加工の穴などをなくす必要がある。

・ドアには、レバーハンドルなどの取っ手の穴が表面とドアの厚み方向のところに(見付け)ありますので、それをかくす必要があります。

・丁番のところの加工または、ビス穴をかくす必要があります。

・床の戸当りのフックのビス穴をかくす必要があります。

・上部の開き止のステーなどの加工あとをなくす必要があります。

③ドアのまわりの枠にある加工穴などをなくす必要がある。

・レバーハンドルの爪がひっかかる枠側の穴加工(受座)を隠す必要がある。

・丁番を止めてあるビス穴や丁番の加工をかくす必要がある。

・ドアを止めている戸当りという枠の内側にある角棒をとる。

以上が問題となるポイントになります。

では、実際に引き戸に変える方法
色々なケースで考えていきたいと思います。

①ドアを作り直す方法

・ドアは、他のドアに合わせ他仕上げにして幅寸法は、枠の外側以上に大きくします。

・高さも少し高くしますがそれは新規の上の枠と金物によります。

・上部にレールを付けますが、それを付ける枠作る必要です。(ドアの上に壁がある場合は、L金物で固定)

・既存の枠の方にある加工のあとは、埋木をしてペンキで塗装するかダイノックシートを張るのが安いです。

・枠を作り直す場合は、簡単に外れないのでまわりのクロスを張り替えるなどかなり建築に絡んで来るので大工事になりますが、
既存の他に枠に合わせて作れるので、一番きれいにできます。

これにかかるコストは、大体以下になりますが、仕様によってかなり変わります。

・新規引き戸代  1万~

・上部枠代    1万~

・ハンガー金物代 2万~

・枠埋木代    0.5万~

・枠塗装代    1・5万~

・ダイノックシート貼り代 2万~

・施工費      2万~

・配送費     1万~

・枠新規製作   2万~

※枠をそっくり交換する場合は、クロス代や大工さん手間など色々かかります。

②既存のドアを使う場合

・今ついているドアの仕様にもよりますが、もしペンキ仕上げのばあい可能性があります。

・まず、幅を6センチくらい足し、高さも少し足します。

・ドアのレバーハンドルや丁番・戸当り・レバーストパーなどの穴を埋木します。

・枠の方のストライクや丁番の穴加工を埋木します。また、戸当りを外します。

・新規の上枠を付けます。

・ドアと枠と新規の上枠を塗装します。

・レールや金物をつけて引き戸を取り付けて終了です。

これにかかるコストは、大体以下のようになります。

・ドアの継ぎ足しを埋木代    1万~

・枠の埋木代          0.5万~

・上枠代            1万~

・ハンガー・引き手金物代    2万~

・塗装費            3万~

・施工費            2万~

以上がドアから引き戸に変える場合の方法をお伝えしましたが、
かんたんなことではないですし、ご自分ではなかなかできないと思います。

あとは、なるべく安くやりたいということであれば、
ある程度妥協されるしかないと思います。

例えば、枠の補修を止めるとか、今とは違いう安い建具を作るとかです。
また、既製品の建具がもしうまく合えば付くかもしれません。

ドアから引き戸に交換するのはどこに頼むのがいいの?

自分でドアを引き戸に変えることは
なかなかむずかしいと先程申し上げました。

では、どこへ頼んだらいいのか?
お伝えしたいと思います。

基本的には、色々な職種がからむので、
リフォーム業者に頼むのが一番いいと思います。

ただ、かなり面倒な依頼なのでこのことを単独で頼むのは、
正直嫌がる業者もおられるかも知れません。

できれば、他のリフォーム工事と一緒に頼むのが
一番いいとは思いいます。

その他、器用な建具屋さんでも可能なとことあると思いますので、
事情を言って頼んでみてはといかがでしょうか?

まとめ

以上これまでにドアから引き戸に変える方法について
長々をお伝えしましたが、実はまだこれでも言いたりないほどです。

ただ、色々な条件によってやれることも変わりますので、
リフォーム業者の方に相談されるのがいいと思います。

そのための予備知識をして今回の記事を参考にしてみて下さい。

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